モディリアーニは、「友人をモデル」にして描くことが多く、その描き方は、モデルの内面まで描き出す魔法が、今もなお人々を魅了しています。
しかし本作品は、モディリアーニの友人や妻ではなく、社会の底辺で一生懸命、がんばって生きている人々に「画家の視線」は向いています。
この作品の中にも「モディリアーニ」独特の「人間の底力」のようなものが私たちに迫ってきそうです。 巨匠ゆえの圧倒的才能がほとばしっています。